映画と本と言葉たち

観た映画や読んだ本についての一人よがりの感想などを、勝手気ままに綴っています。

カメラを止めるな

 2017年公開の映画「カメラを止めるな」を観た。
 公開当時、話題になっていたことは知っていたが、監督&俳優養成所の生徒たちによる作品だとは知らず、今回観た後で初めてそれを知った。とはいえ、そのこと自体は私には関係のないことで、知らないまま、変に先入観を持たずに鑑賞できて良かったように思う。
 ホラー映画は苦手で、普段は避けているので、10分位で観始めたことを後悔したけれど、目を瞑りたい気持ちを押さえるために(と言うと言い訳だろうか)少しだけの早送りを繰り返しながら、なんとか先に進めていくと、「あれ?」と思う場面に出くわし、その後は二度と早送りなどせずに(したいと思いもせずに)最後まで興味深く観ることができた。この作品には「この映画は二度始まる」というキャッチコピーがついていたようだけれど、なるほど
その通りだった。そして二度目に始まってからは、目を瞑ろうとしたことなどすっかり忘れて釘付けになっていた。
 観終わったあとで、昔夢中になって楽しんだ「王様のレストラン」という連続ドラマを思い出した。三谷幸喜脚本の人気作品だ。
 料理であれ映画であれものを作るということ、もっと言えば作ったもので人を楽しませるということは、どうやら並大抵のことではなく、それに関わるプロたちの、それぞれの覚悟の上に成り立っていくものであるらしい。

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

  • 発売日: 2018/10/27
  • メディア: Prime Video