映画と本と言葉たち

観た映画や読んだ本についての一人よがりの感想などを、勝手気ままに綴っています。

ミックス

 新垣結衣瑛太が共演した「ミックス」を観た。爽快な映画だった。
 ストーリー展開としてはオーソドックスで、先が読めてしまうような感じもあったが、弱かった者が努力によって強さを手に入れたり、寂れていた場所が活気を取り戻したりする姿は、見ている側に達成感や幸福な気持ちを与えるのだろう。
 主人公以外の登場人物たちも存在感がしっかりとあって、それぞれに事情を抱えながら、どうにかして自分の人生を受け入れようともがいている姿がとても好ましく映り、なんだか励まされた。 
 ある意味、単純な筋書きだったようにも思えるのに、厚みを感じるドラマに仕上がっているのは俳優陣の演技のなせる技と思ったが、別の言い方をすれば、単純な毎日のような気がしていても、誰もがドラマを生きている、ということなのかもしれない。
   
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